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3-5.筆界線のトレース


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※この講座に音声はありません。
「3-4. 筆界点データのインポート」で取り込んだ筆界点を結ぶようにトレースを行います。

1.作図準備

スナップ設定

①正確に筆界点をつかむように、スナップ設定を行います。
 [ホーム]-[作図]-[スナップ設定] または[作図]
 -[作図補助]-[スナップ設定]
を実行すると、[スナッ
 プ設定]
ダイアログボックスが表示されます。
 右図のように設定します。
 右図では、「前景レイヤー、最初の表示状態の背景レイ
 ヤー にあるポイントをつかんで作図し、スナップ情報を
 ツールチップ表示する」という設定を行っています。

②設定後、【閉じる】ボタンで、[スナップ設定]ダイア
 ログボックスを閉じます。

作図

[画面表示]-[画面表示]-[縮尺設定] または
 [ステータスバー]-[表示縮尺設定]で、1/300の画面
 縮尺とし、トレースを行います。

 例えばある程度の作図トレースをするときに、1人で全部
 やるということはあまりなく、例えばある程度作業範囲を
 決めて分担する時に、人により表示縮尺が異なると、デー
 タの精度にばらつきが出ます。ある程度、縮尺基準を決め
 ておくとある程度の精度を統一できます。

2.作図

[ホーム]-[作図]-[アーク追加]-[アーク追加]
 クリックし、筆界をトレースします。
 また、スナップ設定を行っているので、マウス左ボタンで
 位置を決定する際に、【Shift】キーを押して背景ポイン
 トとスナップさせます。
 アークが結合する位置では、マウス中ボタン(または
 【Ctrl】キー)を押して結合状態とします。

作図に適した表示モード

作図

作図時は、各形状(アーク、補間点、端点、結合点など)が表示された状態で行うとトレースがしやすくなります。
表示のON/OFFは、[プロジェクトエキスパート]-[表示モード]パネルで行います。


作図

②図郭に接する部分は、図郭よりはみ出してトレースを行い
 ます。
 全ての筆界線をトレースします。

3.クリッピング

作図

①図郭に接する筆は、図郭線を作成し閉じた形状とします。
 [編集]-[編集]-[正規化]-[図郭でクリッピング]
  を実行すると、[図郭クリップ]ダイアログボックスが
 表示されます。

 オプションの「図郭線を生成する(属性はレイヤーの初期
 値)」
チェックボックスをONとし、【OK】ボタンを
 クリックします。

作図

②筆図形が図郭で閉じた形状となります。

[クイックアクセスツールバー]-[上書き保存] を実行
 し、プロジェクトを上書き保存します。