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GISでのデータベース利用② ~外部データベースの利用~


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前回の「GISでのデータベースの利用① ~PC-MAPPINGが持つデータベース機能~」では、PC-MAPPINGで利用できる2種類のデータベースを紹介しました。
属性データベースを図形情報と関連付けるには、内部属性とリンクする必要があります。
その一例として、辞書データベースの作成データベースリンク設定、そして、データベースリンク(他フィールド参照)を実践しました。これらの操作は、全てPC-MAPPING内で作成したデータをもとに、PC-MAPPING単独で行うことができます。

しかし、GISで利用するデータは、常にGIS内で作成されるとは限りません。
例えば、Excelなどの表計算ソフトは、データ管理に広く利用されています。また、Accessなどの簡易的なデータベース管理ソフトを利用している場合もあるでしょう。
業務で利用するデータを既に他のシステムで利用している場合、SQL ServerなどのRDBMS(Relational DataBase Management System:リレーショナルデータベース管理システム)で管理していることもあります。
したがって、外部のアプリケーションで作成されたデータベースも利用することで、様々な部署等で整備されている業務データをGISで統合管理することができます。

外部データベースの利用

PC-MAPPINGで利用できるデータベースには「内部属性」「属性データベース」の2種類が挙げられますが、その中でも「属性データベース」は、その形式によって2種類に分けられます。

PC-MAPPINGデータベース(NDV)

PC-MAPPING独自のデータベースです。属性情報をPC-MAPPING単体で管理することができます。
ファイル形式は*.ndvです。

外部データベース

Excel、Access、SQLserverなど、PC-MAPPING以外のソフトウェアで利用される形式のデータベースです。
ファイル形式は、*.xlsx、*.accdbなどです。

NDV形式のデータベースは、PC-MAPPINGでそのまま利用できます。しかし、PC-MAPPING独自のファイル形式のため、他のシステムと共同で利用することはできません。

一方、外部データベースは、広く利用されている形式のデータベースであるため、他のシステムなどと共同して利用する場合が多いでしょう。しかし、NDV形式とは異なるため、PC-MAPPINGで利用する場合には、外部データベース接続設定が必要となります。

外部データベース接続の実践

それでは、外部データベースの接続設定を実践してみましょう。
例として、内部属性に地番と大字を持つ筆ポリゴンが入った「画地」レイヤーが既に登録されたプロジェクトと、地番ごとに所有者や地目、面積などがまとめられたExcelファイル「土地情報.xlsx」を使用します。

土地情報.xlsx

Excelデータ(*.xlsx)のインポート

1.[ファイル]-[新規作成]-[外部データベース(DAO/ODBC/CSV)]を実行します。

2.[外部データベースの取り込み]ダイアログボックスが開きます。
今回は、*.xlsxファイルを取り込むので、「データタイプ」のドロップダウンリストから「Excel2007」を選択します。
「データファイルパス」に読み込むExcelファイルを指定して、【OK】ボタンをクリックします。

3.「ADOによるデータベース接続」ダイアログボックスが表示されます。
「テーブル名」のドロップダウンリストから、指定したファイル内のシートを選択します。
【OK】をクリックすると、インポートが実行されます。
4.インポートされたExcelデータが、PC-MAPPINGのデータベース形式(NDV)で表示されます。

5.[プロジェクトエキスパート]-[属性データベース]パネルを開きます。
先程インポートされたExcelデータは、まだプロジェクトに関連付けられていない状態なので[未登録のデータベース]リストに表示されています。このまま[名前をつけて保存]でプロジェクトを保存しても、このデータベースは当該プロジェクトのファイルとしては登録されません。
登録したいデータベースを選択して【登録】ボタンを押すと、現在のプロジェクトに登録されます。

外部データベース接続が行われている場合には、そのリンク情報が表示されます。

内部属性と属性データベースのリンクと同様に、外部データベースもデータベースリンク設定を行うことで、属性をベクターに関連付けることができます。

ポリゴン属性照会

※外部データベース接続の際は、対象データベースを利用する手順を定めたODBCドライバーのインストールが必要になります。詳細は、「外部データベース接続がうまくいかない場合は?」をご覧ください。

※PC-MAPPINGは64ビット版アプリケーションであるため、ODBCドライバーも64ビット版のものを利用する必要があります。詳細は、「PC-MAPPINGx32とx64の違いあれこれ」をご覧ください。

外部データベースリンクについて

データタイプを「MS Access」、「Excel2007」などでインポートすると外部データベースとリンクされた状態でインポートされます。
そのため、外部データベースの内容を編集すると、PC-MAPPINGにインポートされたデータも再度プロジェクトを開いた際に自動的に変更されます。また、プロジェクトを開きなおさなくても[データベース]-[設定]-[外部リンク]-[リンクされたDBを最新に更新(再読み込み)]を行うことで、データが更新されます。

所有者氏名「東真紀子」を「山田太郎」に変更

その反面、外部データベースとリンクされたデータベースは「編集不可」として取り扱われるので、計算フィールドの利用やフィールド名の変更などを行うことができません。(※)
また、外部データベースとリンクした状態で使用する場合、その時の環境が外部データベースにアクセスできる状況であることを確認する必要があります。

リンクを解除する場合は、 [データベース]-[設定]-[外部リンク]-[外部DBリンクプロパティ]を実行します。
[ADOによるデータベース接続]ダイアログボックスが表示されるので、[リンクを解除してレコードの実体を通常のDBとしてローカルファイルに保存]ラジオボタンを選択し、【OK】ボタンを押すとリンクが解除され、PC-MAPPINGのNDVデータベースとして扱えます。


(※)データ自体はPC-MAPPINGで更新でき、[データベース]-[設定]-[外部リンク]-[リンクされたDBの修正結果を元DBに反映]で、外部データベースのデータに反映されます。

今回は、2回に分けてPC-MAPPINGでのデータベースの利用についてご紹介しました。

PC-MAPPINGには独自のデータベース機構があり、他のデータベースエンジンなしでも運用が可能です。
さらに、外部データベース接続を利用することで、既に他のソフトウェアでデータが整備されている場合でも、それらのデータをもとに図面上で統合利用することができる柔軟性も大きな特長です。

このようなデータベースを利用するにあたっての基本的な機能はもちろん、操作する上で便利な機能など、多くの機能を取り揃えています。こちらの記事も合わせてご覧ください。