グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



トップページ >  PC-MAPPING更新速報! >  2020/12/2更新 PCM8.015

2020/12/2更新 PCM8.015


このエントリーをはてなブックマークに追加

画像ファイルの座標系情報に関するオプション追加

ラスターデータの座標情報を持つワールドファイルには、座標系や測地系の情報がありませんが、「画像ファイルタイトル名.prj」としたプロジェクトファイルが画像と同階層にある場合、ラスターデータ読み込み時に、プロジェクトの座標系・測地系情報からセットするようにしました。

また、pcm.iniファイルに
[SystemEnvMgr]
PrjWidthWorldFile=1

と記述した場合に、ワールドファイル保存時にPRJファイルも併せて保存されるようにしました。

シェープファイルインポートに関するオプション追加

[インポート]-[汎用/GIS]-[シェープ]-[ArcViewシェープファイル]メニューの「シェープファイルインポート」ダイアログボックスに「指定のPRJファイルを使用して設定する」オプションを追加しました。
このオプションをONにすると、インポートされるすべてのシェープファイルに対して指定のファイルをPRJファイルとして適用します。

[注記3Dビュー設定]メニューのオプション追加

[編集]-[編集]-[レイヤー]-[注記3Dビュー設定]メニューの「注記3DView設定」ダイアログボックスにおいて、対象レイヤーを指定して設定できるようにしました。(従来は前景レイヤーのみ対象)

「2D型」描画設定において、背景の塗りつぶし設定及び塗りつぶし色の指定を追加しました。
また、「3D」カテゴリーにも同じコマンドを設定し、3D表示時にも設定・変更できるようにしました。

[タイル形式画像を広域イメージに登録]メニュー追加

[地理院地図]-[タイル形式画像リンクデータ]-[タイル形式画像を広域イメージに登録]メニューを追加しました。
メニューを実行すると「タイル画像を広域イメージに登録」ダイアログボックスを開き、地理院タイルと同様のURL形式の画像ファイル群をダウンロードして広域イメージに登録します。
その際、指定のポリゴンの領域のみを切り出す「指定レイヤーの選択ポリゴン範囲をダウンロードする」オプションも併せて追加しました。

詳細につきましては、ヘルプをご覧ください。

整飾プロジェクトに位置図作成機能を追加([矩形ポリゴン指定による連続印刷]メニューに対応)

広域な図面をあらかじめ作成したポリゴンをメッシュとして印刷したい場合、[矩形ポリゴン指定による連続印刷]メニューを利用しますが、関連機能として、メッシュ内のいずれが印刷されたメッシュかを着色強調表示する位置図を作成する機能を追加しました。
整飾プロジェクトに固定名称「@位置図」レイヤーを登録すると、その図郭内に印刷対象メッシュ枠を表示します。

詳細につきましては、下記ヒント集をご覧ください。
【PC-MAPPING ヒント集】
矩形メッシュ印刷での整飾プロジェクトの「位置図」

サーチバーにヘルプ内文字列検索機能を統合

サーチバー(コマンド検索)を「コマンド・ヘルプ内検索」として、[ヘルプ内検索]機能を統合し、検索ヒットした項目からヘルプファイルを開けるようにしました。
最新のpcm.chm( ヘルプファイル)が存在していることが本機能を利用する条件となります。

マルチプロジェクト印刷に関する機能追加

マルチプロジェクト印刷処理に関して、通常は対象プロジェクトを表示領域連動した状態で設定、実行されますが、
表示領域連動せずに、(マスターでない)追従側プロジェクトで印刷プレビュー状態であれば、その印刷枠の中心に合わせてはめ込む機能を追加しました。
これにより、追従側プロジェクトでは任意の位置、縮尺ではめ込み印刷が可能となります。

マルチプロジェクト印刷機能の詳細につきましては、以下のリンクをご覧ください。
マルチプロジェクト印刷

iniファイルの文字コードの変更

iniファイルには作業上の様々な情報が格納され再利用されていますが、通常はSJISコードで記述されます。
そのため、UnicodeにあってSJISにない文字種は管理できず、再利用に失敗する可能性があります。
Iniファイル に 
[Profile]
UTF16=1
の記述があれば、起動時にiniファイルをUTF16(Unicode)に変換します。

現在の文字コード状況に関しては、メモ帳等でiniファイルを開いて確認できます。

[ラスターオペレーション]メニュー追加

[システム]-[画像]-[ラスターオペレーション]メニューを追加しました。(コマンド:RasterOperation)
実行すると「画像オペレーション」ダイアログボックスを開き、1つもしくは2つ、最大3つまでの画像とそのバンドを指定して各ピクセルの演算結果を別の画像ファイルに出力します。
演算の指定は計算フィールドの指定と類似したものとなっており、例えば
([A] + [B]) / 2
で2つの指定バンドの平均となります。
1バンドは8ビット(0~255) と32ビット(単精度実数)としており、
8ビットの場合は最大4バンド、すなわち8ビットカラー、24ビットカラー、32ビットカラーから選択が可能です。
また、出力画像も8ビットカラーと32ビットカラー(単精度実数形式で格納)に対応しております。

[ラスターオーバーレイ]メニュー追加

[システム]-[画像]-[ラスターオーバーレイ]メニュー(コマンド:RasterOverlay)を追加しました。
実行すると「画像オペレーション合成」ダイアログボックスを開き、2つもしくは3つの画像間で乗算ブレンドによる画像合成を行います。

ADO接続でのデータベース入出力オプション追加

[データベース]-[保存]-[名前を付けて]-[ADOでのエクスポート]メニューなど、ADOを使ってデータベースをmdb、accdbファイルに出力する際、
pcm.iniファイルで

[SystemEnvMgr]
ADOBulkCsv=1
と記述するか、
出力対象のデータベースの[属性データベース設定]-[キーリスト]パネルに、

キー:@BULKCSV
値:1
と記述すると、データの実体をCSVファイルの出入力で行い、処理の高速化を図るようにしました。

ADO接続でデータベースを取り込む際も、上記の設定があれば同様の処理を行います。