グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



トップページ >  MAPCOM WORLD TOPICS >  CityGMLとその他地理データの重ね合わせによる可視化

CityGMLとその他地理データの重ね合わせによる可視化


このエントリーをはてなブックマークに追加
2021/6/11公開
2023/11/20更新
国土交通省では、現在3D都市モデル整備の全国波及と活用拡大を目指すべく、 Project PLATEAU (プラトー)において、
3D都市モデルの整備を推し進めています。
2022年度には、新たに全国71都市の3D都市モデルのオープンデータが追加されるなど、
BIM/CIMの取り組みの中でも、3次元モデルの活用は非常に大きな進展をみせています。
ここでは、PC-MAPPINGを用いた3D都市モデルの活用例をご紹介します。

3D都市モデルを活用する

3D都市モデルは様々な場面で活用することが出来ます。3D表示を行うことで地形や地物などあらゆる要素が可視化されるため、直感的にイメージしやすくなるという効果が期待できます。

2D表示

3D表示

活用例:
東京駅周辺の3D都市モデルと洪水浸水想定区域の
重ね合わせによる3D浸水マップ

①PC-MAPPINGでインポート

[インポート]-[国土交通省]-[3D都市モデル PLATEAU(プラトー)]
コマンド:LoadPLATEAU
G空間情報センターからダウンロードしたファイルを開きます。
今回は東京駅周辺の3Dモデルを表示します。
該当するファイルを選択し、プロジェクトを作成します。

<2024/1/25追記>
2020年度のデータを[LoadPLATEAU]コマンドで読み込む場合、現在はデータ構成が変更されているため、
読み込みエラーが発生する場合があります。
そのため新しい3D都市モデル(Project PLATEAU)をご利用ください。

従来の[LoadCityGmlTokyo]コマンドですと、CityGML 2020年度のインポートが行えます。

②東京都23区(CityGML 2020年度)とその他地理データの重ね合わせ

国土交通省が提供する「国土数値情報ダウンロード」から「洪水浸水想定区域(ポリゴン)」データをダウンロードします。
ダウンロードしたデータを[インポート]-[国土交通省]-[国土数値情報その他]-[GMLデータ]でインポートします。
インポートした「洪水浸水想定区域」レイヤーと
描画パラメーターを、①で作成した東京駅周辺のプロジェクトに追加します。

③「洪水浸水想定区域」を重ね合わせた地図データの3D表示

[ホーム]-[3Dビュー]-[3DビューⅡ]を実行すると、「3DビューⅡ」上で立体表示されます。
PC-MAPPINGでは複数のデータを同一の地図上に表示して利用することが出来るので、より多角的なものの見方が可能になります。
上記の例では「洪水浸水想定区域」のデータのみ重ね合わせましたが、もちろんこちらでも他のデータとの重ね合わせが行えますので、ぜひ最新版でお試しください。

番外編:3D表示の工夫

上記ではCityGMLと「洪水浸水想定区域」のデータを重ね合わせ、3D表示を行いましたが、
他にもCityGMLの建物ポリゴン内部属性には、浸水ランクなどが設定されているので、こちらを使っても3D表示がお試し頂けます。こちらも併せて、お試しください。

用途地域で描画

浸水ランクで描画