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トップページ >  MAPCOM WORLD TOPICS >  PC-MAPPINGのバックアップ・上書き保存を使いこなす

PC-MAPPINGのバックアップ・上書き保存を使いこなす


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松の内も明け、年度末へ向けて業務も立て込んでくる時期でしょうか。
そんな時期に、おさらいしておきたいデータの保存について、「上書き保存」「バックアップ」の観点から紹介します。

「上書き保存」と「すべて上書き保存」の使い分け

PC-MAPPINGの上書き保存メニューには[上書き保存]と[すべて上書き保存]の2つが存在します。

[上書き保存]の保存対象

[上書き保存]の場合・・・
更新フラグ(右図参照:鉛筆マークが赤い状態 )がたっているデータに対して保存します。
そのため、更新の内容によっては[すべて上書き保存]よりも早く保存が完了します。

[すべて上書き保存]の場合・・・
更新フラグのありなしにかかわらず全て保存します。外部ファイルとして保存したレイヤーや、データベース等ごとに、更新のありなしにかかわらず、プロジェクト全体の更新日時と連動させる場合などに有効です。
この時、選択状態も保存しますので、選択状態も保存するときは、[すべて上書き保存]のほうがよいでしょう。
「PC-Mapping ユーザーズマニュアル 」P.82にも記載しております。ぜひご参考にしてください。
マニュアルはこちらからダウンロードいただけます。
現在Ver.8版へ移行作業中です。

バックアップ3つの方法

PC-MAPPINGには3つのバックアップ方法が存在しています。

①一定間隔で自動バックアップ
正常に終了できなかった場合に、データが失われてしまうのを防ぐため、自動的に一定間隔でバックアップファイルを保存します。
ただし、何かの処理途中でバックアップがスタートすると、その処理に時間を要するなどといったことが考えられます。
設定:[システム環境設定]

②上書き保存時にバックアップ
[上書き保存]を実行する際に、可能であれば上書きされるファイルをゴミ箱に収納します。
ただし、ファイルサイズが大きすぎてゴミ箱に収納できない場合は古いものから削除されます。
また、Windowsの設定で「シャットダウン時にごみ箱を空にする」等設定されている場合も同様にご注意ください。
設定:[システム環境設定]

③任意のタイミングでバックアップ
[ファイル]-[バックアップ保存]を実行すると、自動バックアップの時刻でなくてもバックアップファイルに保存します。
このメニューはバックアップファイルに対する保存で、ファイルの保存とは異なりますので注意して下さい。


※バックアップファイルの破棄のタイミングは?
以上が3つのバックアップファイルの保存の方法となりますが、バックアップファイルの破棄のタイミングも重要です。
ファイルの保存を行った場合([上書き保存]、[すべて上書き保存]、[名前を付けて保存])やファイルを閉じた・破棄した場合([閉じる]、[アプリケーションの終了])にバックアップファイルも破棄されますので、ご注意ください。


より適切なバックアップの方法を見つけていただけそうでしょうか?
書き込み権限がないフォルダであれば、バックアップに失敗し続けることも考えられます。
バックアップ先のフォルダを指定することもできますが、こういったバックアップの設定については
下記のヒント集にてバックアップの方法をご確認いただき、ぜひより適した方法を見つけてください。

PC-MAPPINGヒント集:バックアップについて

まとめ

「上書きしたと思っていた」「自動バックアップの設定するのを忘れていた」など、悲劇はいつもすぐそばにあります。
どうしても起こってしまいがちなウッカリや、機器のピンチを乗り越えるヒントにして頂ければ何よりです。