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「日本測地系2024(JGD2024)」への対応について


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【2025/03/24】
【2025/08/29】
令和7年4月1日に、電子基準点、三角点、水準点等の標高成果を、
衛星測位を基盤とする最新の値「測地成果2024」として改定が行われました。

国土交通省 国土地理院HP
全国の標高成果の改定

測量成果名称に対する対応

PC-MAPPING等において、
従来の通称名である「世界測地系」を廃止とし、
  • 日本測地系2000
  • 日本測地系2011
  • 日本測地系2024
等の表記に統一いたします。

過去の「日本測地系」のものは、
 「旧日本測地系」と表記を変更します。

参考 Q1-9
国土地理院HP「全国の標高成果の改定に関するQ&A

補正パラメーターの利用

以下の公開パラメーターを利用して標高値を補正します。

令和7年度全国の標高成果改定に伴う標高補正パラメータファイル(PatchJGD(標高版)用)
  • 測地成果2024移行のための水準点標高補正 hyokorevBM_jgd2024_h.par
  • 測地成果2024移行のための三角点標高補正 hyokorevTR_jgd2024_h.par

高さ補正手順

LASデータの高さ補正

[システム]-[測地成果変換]-[測地成果変換]
-[LASファイルに対する補正パラメーターによる座標・標高補正(連続一括処理)]
より、
補正パラメーターを指定することで変換を行います。

[ワークスぺース]-[コマンドバー]-[アウトプットバー]で、実行内容を確認できます。

ベクターデータの高さ補正

PC-MAPPINGの従来からの機能「地殻変動による座標・標高補正」で、新しい補正パラメーター(*1)を使用することで、ベクターデータ・標高メッシュデータ(*2)の高さを補正することができます。

■【ヒント集】地殻変動による座標・標高補正

*1 令和7年度全国の標高成果改定に伴う標高補正パラメータファイル(PatchJGD(標高版)用)
  • 測地成果2024移行のための水準点標高補正 hyokorevBM_jgd2024_h.par
  • 測地成果2024移行のための三角点標高補正 hyokorevTR_jgd2024_h.par
*2 【2025/08/27】:標高メッシュ(*.nem)だけでなく、メッシュ形式のGeoTifも処理対象となりました。

[プロジェクト]-[変換]
-[地殻変動による座標・標高補正]

…現在開いているプロジェクトデータに対して処理を行います。

[システム]-[測地成果変換]-[測地成果変換]
-[地殻変動による座標・標高補正(連続一括処理)]

…プロジェクトを開かず、バッチ処理的に、対象プロジェクトを複数一括で変換処理を行います。

ジオイド高データの取得

「ジオイド2024日本とその周辺」と「基準面補正パラメータ」の提供からダウンロードできるGML(250mメッシュ)と、
ジオイドファイル(*.isg)から標高データを作成することができます。

■GMLの場合
都道府県単位にダウンロードできますので、
該当データをダウンロードし、解凍します。
(ここでは「GMLdata2024_niigata.zip」を使用)
[ホーム]-[ファイル]-[新規]-[標高メッシュ]
GMLを登録し、インポートすると標高メッシュデータとして利用できます。

■ISGの場合
GMLと同様に、ファイルをダウンロードし、
[ホーム]-[ファイル]-[新規]-[標高メッシュ]から
直接ファイルを登録します。
このデータの場合は、全国1ファイルで、
メッシュ単位は緯度1分、経度1.5分ごとの格子点(約2kmグリッド)となります。

確認する場合

[レイヤーエキスパート]-[ようこそ]パネル【座標系情報・変更】より現在のレイヤーの測地系を確認できます。

DXF等の測地系のデータを持たないデータにつきましては、インポート時の設定が有効になるため、
 実際に変換されていなくても「日本測地系 2024」の表示の場合があります。
(インポート時に[システム環境設定]-[操作2]パネルデフォルトの座標系の設定 を反映します)

※複数回の変更について
 JGD2024高さ補正に関しては、レイヤー座標系情報で 2024かを判定できるため、
 複数回の補正変換を止めることができます。
 他の地殻変動補正の場合は、キーリストやメモに残る補正情報しかないので、
 強行(【はい】ボタン)を選択すると、複数回でも補正が行われてしまいます。